2013/11/18

ウルワツ寺院のオダラン

今日は、数あるヒンズー教の宗教行事の中のオダランについてのお話です。
オダランとはお寺の建立祭のことです。
簡単に言うと、お寺のお誕生日ですね。

バリ島には「ウク暦」と「サカ暦」という2つの伝統的な暦があり、
宗教行事のほとんどはこのどちらかの暦に基づいて行われます。
オダランは、ウク暦に基づくお祭りです。
ウク暦では、210日が1年とされていますので、
オダランも210日ごとにやってきます。

各村にあるお寺は、そこの村民だけのオダランになりますが、
ウルワツ寺院のような誰でも入れるお寺のオダランには、
バリ島から多くのヒンズー教徒が訪れます。
トラックの荷台にぎゅうぎゅうといっぱいの人を乗せて
片道4-5時間かけて来るのもざらです。


ウルワツ寺院にはお参りする場所が3箇所あり、
それを順に回っていきます。
スペースがそれほど広いわけではないので、1度に入れる人数は限られます。
昼間は仕事や学校があったり、また日差しがあって暑いという理由などで、
参拝者はそれほど多くありませんが、
夕方を過ぎるとものすごいことになります。
ウルワツ寺院の外にまで人があふれてしまっていて、
中に入るまでに何時間も待ちます。
アルファベットが書かれたカードを渡されるので、
そのアルファベットごとのグループで中に入るようになっています。
バリにしてはなかなか画期的なシステムに感動してしまいました!
それと同時に、日本の初詣を思い出して懐かしくもなりました^^


日本の初詣と違うのは、1回のお参りが長いことですね。
お経が唱えられ、それが終わるとみんなで一斉に手を合わせて祈ります。
最後には、お坊さんが1人1人に聖水をかけてくれます。
これを毎グループごとにやるわけですから、
そりゃ長蛇の列になるわけです。


このお寺が、ウルワツ寺院の象徴とも言える、岸壁の先端に建つお寺です。
写真で有名ですよね。
ここが1番スペースが狭いので、夜にここでお参りしようとするのはなかなか大変です。

普段はすっかり観光場所と化しているウルワツ寺院ですが、
このようにバリ人の信仰のお寺として今も現役なんですよ。
オダランの時期でも一般観光客も入れます。
壁の外からであれば写真撮影もOKです。
きちんと正装をして、ヒンズー教徒のバリ人と一緒であれば、
外国人でも観光客でもお参りをすることも可能です。
機会があれば、ウルワツ寺院の本来のお寺としての姿をぜひ見てみてください。

by T